皮膚科 - 手あれ

手あれ

手あれ

皮膚の一番外側に角層があります。
内部を守る最外層のバリアです。
この角層に適度な湿度(水分)、柔軟性や滑らかさがなくなって、乾燥やかさかさが目に見えるようになり、硬くなったり裂け目(亀裂)が生じるといわゆる手あれという状態になります。

手あれの原因は内因性、外因性に分けて考えます。
内因性、つまり患者さん側の要因には、アトピー性皮膚炎、乾燥肌、手足の多汗症などがあります。
外因性には石鹸、界面活性剤、有機溶剤、摩擦、軽微な外傷、乾燥した風などの一次刺激性のものとクロム、ニッケル、ゴムなどのアレルギー性のものがあります。

手あれは職業が美容師、看護師、介護、清掃、調理のお仕事に携わるかたに多くみられます。
手あれは誰にでも多少はみられますが、内因性の素因を持った方が外因性の刺激をうけると手あれがひどくなります。

当院の治療はステロイド軟膏で炎症を抑え、手あれをよくするとともに、日常のスキンケアの指導を行います。
特にひび割れ(亀裂)、びらんなどの症状が強いときには亜鉛華軟膏という白く練りのつよい軟膏を重ね塗りして、ガーゼなどで保護すると効果的です。

このやり方は初診のとき看護師がしっかり指導します。
少し面倒ですがきちんと処置していただくと確実によくなります。
自宅での処置に必要なガーゼ、指サック、綿手袋、ネットなどはクリニックで頒布しています。
また、炊事用使い捨てプラスチックグローブも御希望の方にはお分けしています。
スキンケアにはヒルドイドソフトや尿素軟膏を処方しています。


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